チェストツリー CHASTE
TREE
クマツヅラ科 落葉低木
【学名】 Agnus-castus
【利用部分】 種
【浸出時間】 5〜8分
【原産地】 ヨーロッパ
【栽培】 街路樹などによく用いられる。
家庭での栽培には向かない。
【薬効】 生殖器の強壮作用。マラリアの予防。呼吸困難・カゼによる咳の緩和。
細菌性の下痢の緩和。ほてりや更年期障害の緩和。
【他の利用法】 薬用。
チェストツリーは女性ホルモンのバランスを 調整する効果があることが知られているハーブで、 過剰な性欲を抑制するために 男性に用いられた時代もありました。
ビテックスとも呼ばれて、 ヨーロッパでは古くから人気が高く、 現在では世界各国で広く栽培されています。
日本に移入されたのは明治中期で、 和名はセイヨウニンジンボクです。
チェストツリーの花は 芳香のある優美な複葉で、 芳香を放つライラック色の花です。
チェストツリーの種子は、 辛味のあるレモンの香りで 調味料としても使われています。
乾燥させた種を使うチェストツリーの ハーブティーは、少し苦みがあります。
飲みにくいようでしたら、ブレンドティーにするか、 少量のはちみつなどで甘みを加えます。
チェストツリーのハーブティーは ホルモンに働きかけるので、主として、 女性特有の病気いに効果があり、 生理痛や生理不順、更年期障害の 諸症状をやわらげます。
ホルモンバランスが崩れやすく、 PMSの症状が出てしまう黄体期に プロゲステロン(女性ホルモンのひとつ)を 多く含むチェストツリーを用いると よいと言われています。
今日ドイツにおける研究において、 催乳ホルモン製造を増やすことが確認されており、 授乳期には母乳の出をよくします。
カゼなどによる咳を抑え、 細菌性の下痢にも効きます。
チェストツリーは、そのままお茶にしてもよいのですが、 淹れる前に実を石臼やすり鉢でつぶすと、 より成分がハーブティーに進出しやすくなります。
チェストツリーのハーブティーの入れ方は、 まず、大サジ1杯〜1杯半程度のスペアミントを マグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、 そのまま5分〜8分ほど浸出し、 好みの濃さになるまで待ちます。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、 紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。
酸味を足したい場合にはレモングラス、 甘味にはリコリスやステビアとブレンドするとよいでしょう。
チェストツリーのおすすめブレンドは下記のようなものがあります。
@
チェストツリー (40%) + ラズベリー葉 (40%) + マリーゴールド (20%)
ホルモンバランスの乱れやPMSなど女性特有の悩みをお持ちの方におすすめ。
A チェストツリー
(40%) + サフラワー (40%) + 弟切草 (20%)
更年期障害などによるイライラを鎮める効果があります。
B チェストツリー (40%) + アニス
(40%) + キャラウエイ (20%)
女性ホルモンを整える効果があります。
▼私がよく買い物をしているおすすめのサイトです。
|