ペパーミント PEPPER
MINT
シソ科 多年草
【学名】 Mentha
Piperita
【利用部分】 葉
【浸出時間】 2〜3分
【原産地】 アメリカ、ブルガリア
【栽培】 湿り気がある土地。多少の日陰でも育つ。
【薬効】 消化促進、腹痛・胃痛の緩和、胸やけ・吐き気を抑える、花粉症対策。
【他の利用法】 料理、お菓子、入浴剤。
【注意点】 妊娠中や授乳中には飲み過ぎに注意。
ミントには交配種や雑種が数多くあり、 種名の特定が難しいものもあります。
メントールの刺激的な風味が特徴のペパーミントも、 もともとはスペアミントとウォーターミントの交配種です。
ペパーミントは特に効果が強いことで知られ、 ヨーロッパで薬用にされるのは、 ほとんどがペパーミントです。
ギリシア神話ではペルセポネの怒りを買った妖精メンタが 地面に踏みつけられ一本のハーブとなって 蘇ったのがミントであるとされるのも、 このハーブが健康に恵みをもたらすことを物語っています。
メントールの含有量だけを比べると、 日本ハッカには及びませんが、 その分他の成分を含み、独特の風味や甘みと、 優れた薬効を生み出していると考えられます。
ペパーミントのハーブティーは香りに爽快感があり、 口の中を爽やかにしてくれるので、食後にもピッタリです。
ヨーロッパではスペアミントのお茶が人気ですが、 日本ではペパーミントのハーブティーも人気です。
さまざまな効能があるので、常備的な意味合いで 用意しておきたいハーブティーの一つです。
ただし、妊娠中や授乳中には
飲み過ぎないように注意してください。
成分が胃壁を刺激し、腸内のガスを減らすので、 消化を促進する効果があり、服痛や胃痛を抑えます
食べ過ぎや消化不良による胸やけや吐き気は、 ひどくなると片頭痛を伴うこともあります。 そんな時のおすすめなのがペパーミントのハーブティーです。
コーヒーを飲み過ぎているような方は、 代わりにペパーミントのハーブティーを飲むようにするだけで、 胃の調子がよくなることもあります。
ペパーミントには強壮や殺菌の効果もあります。
鎮静作用もありますので、 咳を鎮めたり、不眠症にも効果があります。
ペーパーミントは花粉症にも効果があり、 ペパーミントポリフェノールに含まれるお茶を飲むと飲んだ人は、 普通のお茶を飲んだ人に比べて4倍の人が スギ花粉症によるとみられる鼻粘膜の腫れに 改善がみられたということです。
ペパーミントのハーブティーの入れ方は、 まず、大サジ1杯〜1杯半程度のペパーミントを マグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、 そのまま2分〜3分ほど浸出し、 好みの濃さになるまで待ちます。
おすすめのブレンドは、
ペパーミント (25%) + オレンジピール (50%) + マリーゴールド (25%)
マイルドな味わいに、オレンジピールのもつ柑橘類独自の
さわやかさが加わりリフレッシュ効果が高いお茶です。
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