イエロードック YELLOW
DOCK
タデ科 多年草
【学名】 Rumex
Crispus
【利用部分】 根
【浸出時間】 6〜8分
【原産地】 アメリカ
【栽培】 雑草に近い植物で、家庭での栽培には向かない。
【薬効】 体質改善作用。胆汁分泌促進作用。貧血・便通の改善。
【他の利用法】 薬用。外用薬。
イエロードックは帰化植物であり、 繁殖力が強いために 荒れ地でもよく生育し、 現在では日本中に分布しています。
和名ではナガバギシギシと言います。
イエロードックの根はとても大きくなり、 長さ30cmにも生長しますが、 見た目とは異なり柔らかい感触です。
イエロードックのハーブティーは、 ちょっとスパイシーな香りで、 味がほとんどないのが特徴ですが、 後味に少し苦みが残ります。
イエロードックは胆汁の分泌を 促進する作用がありますので、 肝臓の機能を高める効果があります。
便秘の薬にされるダイオウ(大黄)と同様に、 腸を刺激して便通を促す アントラキノンという成分を含みます。 ダイオウと比較すると、作用がずっと緩やかで、 自然な便通が期待できます。
イエロードックのハーブティーは、 鉄分を多く含むので、 貧血の改善にも効果的です。
イエロードックの鉄分は消化されやすいので、 慢性的に疲れがたまっていたり ストレスが多い若い女性には、 特におすすめのハーブです。
酸性度を減らし胃腸の内壁を 鎮静する効果もありますので、 胃酸過多の症状に効果的です。
子宮筋腫の症状を抑制する効果があります。
外用薬として、発疹などの 皮膚病の治療にも使われます。
イエロードックはそのままお茶にしてもよいのですが、 前処理として淹れる前のハーブの種を 金槌や石臼で潰したり砕いたりすることにより より成分を浸出させることができます。
イエロードックのハーブティーの入れ方は、 まず、大サジ1杯〜1杯半程度のイエロードックを マグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、 そのまま6分〜8分ほど浸出し、 好みの濃さになるまで待ちます。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、 紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。
▼私がよく買い物をしているおすすめのサイトです。
|