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リュウビンタイの概要
リュウビンタイ

リュウビンタイ科 常緑低木




【学名】 Angiopteris

【別名】 アンギオプテリス、ウロコシダ、龍鱗

【原産地】 台湾、東南アジア、日本南部

【花期】 −

【結実期】 −

【耐陰性】 強い

【耐寒性】 普通

【最低温度】 5℃

【乾燥】 普通 

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 挿し木 

【病害虫】 ハダニ、カイガラムシ 

【育てやすさ】 普通




リュウビンタイの特徴
リュウビンタイは鮮やかな緑色の葉が枝に羽状につく、
南国の雰囲気たっぷりのシダ類の仲間の観葉植物です。

日本南部から台湾、東南アジアの熱帯・亜熱帯の森林に自生し、
大きく育つと葉の長さは1〜3mにもなります。

リュウビンタイは新芽はゼンマイのように葉が丸まっていますが、
成長に伴い開きます。



リュウビンタイの育て方
リュウビンタイは基本的に高温多湿を好む性質があります。


日当たり:
リュウビンタイは耐陰性がありますが、基本的には日光を好みます。


置き場:
リュウビンタイは耐陰性がありますので、室内の暗い場所でも
枯れてしまうことはありませんが、直射日光が当たらない
明るい日陰での管理が適しています。

多湿を好みますので、バスルームやキッチン等に置くことも出来ます。


水やり:
リュウビンタイの水やりは鉢土の表面が乾いて白くなったら
たっぷりと与えます。
夏場は鉢が乾く前に、毎日与えるようにします。

リュウビンタイは多湿を好むので水切れに注意する必要があり、
塊茎が乾燥しないように、常に湿った状態を維持してください。

エアコン等により空気が乾燥する室内での管理の場合は、
乾燥防止のために葉水も与えるようにしてください。

多湿を好むとはいえ、水の与えすぎは根腐れの原因になるので
注意してください。


肥料:
リュウビンタイの施肥は春〜秋の育生期にかけて、
緩効性の化成肥料を2〜3ヶ月おきに置き肥として与えます。


植え替え方法と時期:
リュウビンタイは株が大きくなってきて鉢とのバランスが崩れたり、
根詰まりが始まってきたら植え替えのタイミングです。

植え替えの適期は5〜6月になります。


植え替えの際は鉢から株を抜き取り、根鉢についた古土を落とし、
傷んだ根があればカットして取り除きます。

ワンサイズ大きな鉢に、清潔な観葉植物の専門用土などで植えます。


剪定やスタイリング:
リュウビンタイは南国のトロピカルな雰囲気を持つ観葉植物ですが、
シンプルでモダンな空間に特にマッチします。

足つきの鉢に植えたり、鉢土の表面を白や黒の石で覆うと
モダンな印象をアップすることが出来ます。

木製など自然素材の鉢や鉢カバーを利用すると
ナチュラルな雰囲気を演出することが出来ます。

大鉢のものはリビングや玄関などにインテリアプランツとして
飾ると空間が落ち着きます。


病害虫:
リュウビンタイの管理で注意が必要な病害虫は、
春〜秋にかけてのカイガラムシやハダニになります。

これらの発生を見つけたら、薬剤散布などにより早急に駆除します。

多湿を好みますが、風通りが悪い場所などで過湿になると、
基部にカビが発生することがあるので注意してください。


越冬:
リュウビンタイは室内に取り込んで越冬させます。
日の光の当たる暖かい場所で管理してください。

越冬のための最低気温の目安は5℃になります。


殖やし方:
リュウビンタイは春〜夏に鱗片の挿し木で殖やすことが出来ます。

挿し木の手順は下記になります。

@ 塊茎の鯖片を切り取ります。
A 切り□に水ゴケを巻いて、水ゴケを詰めた鉢に植えます。
B 風通しのよい明るい日陰で管理します。
C 1〜2ヶ月で発根したら観葉植物の専門用土を入れた鉢に、
  水苔ごと植え付け通常の管理に戻します。


胞子を使っても殖やすことが出来ますが家庭では困難です。



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