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セラギネラの概要
セラギネラ

イワヒバ科 常緑多年草




【学名】 Selaginella

【別名】 セイヨウイワヒバ、クッションモス

【原産地】 南米、東南アジア

【花期】 −

【結実期】 −

【耐陰性】 強い

【耐寒性】 強い

【最低温度】 0℃

【乾燥】 弱い 

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 挿し芽、株分け 

【病害虫】 ハダニ 

【育てやすさ】 簡単




セラギネラの特徴
セラギネラはモスグリーンのソフトな葉が放射状に集まり、
小枝を羽のような広げる姿が魅力の観葉植物です。

日本でも古くから親しまれてきたイワヒバの仲間で、
イワヒバは江戸時代から伝統園芸で利用されてきました。


セラギネラは単独で鉢植えにするスタイルはもちろんですが、
他の観葉植物の株元に植えたり、寄せ植えや素材に用いたりと
様々な楽しみ方が出来ます。

品種によっては屋外のグランドカバーに利用されることもあり、
これがクッションモスという別名を持つ理由でもあります。



セラギネラの育て方
セラギネラの育て方の基本は、直射日光を避け、乾燥に弱いので
鉢土は常に湿らせ水切れを起こさないように注意します。


日当たり:
セラギネラは耐陰性はありますが、基本的には日当たりを好みます。

葉焼けを起こしてしまうことがあるので直射日光は避けるようにします。


置き場:
セラギネラの置き場は直射日光の当たらない明るい日陰で管理します。

耐陰性がありますので、室内の暗い場所でも枯れることはありませんが、
長い期間、暗い場所で管理しておくと葉色が悪くなってしまいます。

年間を通じて屋外での管理も可能です。


水やり:
セラギネラは乾燥に弱いので、水切れしないように管理するのが基本です。

春〜秋にかけての水やりは鉢土が乾いたらたっぷりと与え、
夏場は鉢が乾く前に与えます。
冬場の水やりは控えめにし、やや乾燥気味に管理します。

空中湿度が高いとよく育つので、葉水も与えるようにするとよいでしょう。


肥料:
セラギネラの施肥は、春〜秋の育生期に2〜3ヶ月おきに
緩効性の化成肥料を置き肥します。


植え替え方法と時期:
株が成長して鉢とのバランスが悪くなったり、根詰まりし始めたら
植え替えが必要になります。

植え替えの適期は4〜6月頃になります。

植え替えの手順は、鉢を株から抜いたら根鉢の古土を落とし、
傷んだ根をカットしてから一回り大きな鉢に受け付けます。

大きくしたくない場合には、根を1/3ほどカットするか、
株分けをして同じ(大きさの)鉢に植え付けるようにしてください。

植え付け用土は市販されている観葉植物の専門用土や
山野草用の専門用土を用いるようにします。


剪定やスタイリング:
鉢植えとするだけでなく、他の観葉植物のミニ観葉の足元に植え込むと
鉢の存在感をアップすることが出来ます。

小さな鉢に植える場合には、同じデザインの鉢を並べて飾れば
かわいらしく演出することが出来ます。


病害虫:
セラギネラの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけての
ハダニになります。

ハダニの発生を見付けたら、早めに薬剤散布により駆除してください。


越冬:
セラギネラは耐寒性がありますので、過度の霜や雪の被害がなければ
屋外でも冬を越すことが可能です。

屋外での越冬の場合は、冬になると葉を巻いて休眠しますので、
葉が巻き始めたら水やりを切り休眠させるようにします。

室内で管理している場合には葉は巻きませんので、
水不足にならないように水やりを切らさずに管理してください。


殖やし方:
セラギネラは春〜夏にかけて株分けや挿し芽で殖やすことが出来ます。

挿し芽の手順は、若い茎の先を5cmほどカットして、
新しい挿し木用の専門用土などを入れた鉢に挿します。
挿し芽にする茎は元気の良いものを選ぶようにしてください。

2〜3週間ほど風通しのよい日陰で管理するようにし、
新芽が出たら通常の管理に戻すようにします。



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