カリシア
ツルクサ科 常緑匍匐性多年草
【学名】 Callisia
【別名】 シダレツユクサ
【原産地】 中南米
【花期】 9〜10月
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 挿し木
【病害虫】 特になし
【育てやすさ】 簡単
カリシアは中南米原産の観葉植物で、12種類ほどが確認されています。
カリシアは匍匐性や半立性の観葉植物で、1mほどまで生長します。 小さな芳香のある花をつけますが、花の観賞価値はほとんどありません。
カリシアの園芸品種は多く出回っていますが、主な品種とその特徴を 下記に紹介します。
レペンス 中南米原産の多肉質の品種で、トラディスカンチャに似ています。
バリエガタ 葉に乳白色や淡いピンクの斑が入る人気の品種です。
エレガンス メキシコ原産で艶のある葉が特徴的な品種です。
日当たり: カリシアは多少の耐陰性がありますので、暗い室内でもすぐに 枯れてしまうということはありませんが、基本的には日当たりを好みます。
置き場: カリシアは年間を通して、できるだけ日の光に当てて 管理するようにしてください。
ただし、真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になりますので、 夏の間は遮光したり、明るい日陰に置くようにしてください。
冬は暖かい室内に取り込んで、明るい場所で管理します。
水やり: カリシアの水やりは、鉢土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。
多肉質のレペンスはかなり乾燥に耐えますので、水やりは控えめにし 乾燥気味に管理してください。
冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、更に乾かし気味に管理します。
肥料: カリシアの施肥は育生期の春〜秋にかけて、2〜3ヶ月ごとに 緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。
植え替え方法と時期: カリシアは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、 根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
植え替えの時期は5〜8月が適期になります。
植えつける用土は排水性の良いものを使うようにしてください。 鉢底に大きめの赤玉土を敷くと排水性が良くなります。
大きく育てたくない場合は、根を1/3ほどカットしてから、 同じ(大きさの)鉢に植えます。
剪定やスタイリング: カリシアは小鉢〜中鉢で株仕立てにするのが一般的ですが、 株全体が球形にまとまり草姿が崩れにくいので、吊り鉢に仕立てても おしゃれなインテリアプランツになります。
プレクトランサスのお手入れは、伸びすぎたり傷んだ枝は早めに切り戻し、 新しいわき芽を出させるようにします。
根詰まりや日照不足で元気がなくなってしまった場合は思い切って切り戻し、 株を再生させるようにします。 元気な枝が残っていれば挿し木で株を再生させる方法もあります。
病害虫: カリシアの管理において、特に注意が必要な病害虫はありませんが、 稀に春〜秋にかけてカイガラムシが発生することがあります。
発生を確認したら、薬剤散布などにより速やかに駆除してください。
越冬: カリシアはある程度の耐寒性はありますが、気温の下がる冬には 暖かい室内に取り込んで越冬させる必要があります。
越冬のための最低気温の目安は3℃になります。
冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。
殖やし方: カリシアは挿し木で殖やすことができます。
挿し木の時期は5〜8月が適期になります。
挿し木用の用土は排水性のよいものを使用するようにします。
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