オリヅルラン
リュウゼツラン(ユリ)科 常緑多年草
【学名】 Chlorophytum
【別名】 クロロフィタム、チョウラン
【原産地】 南アフリカ
【花期】 6〜8月
【結実期】 −
【耐陰性】 強い
【耐寒性】 強い
【最低温度】 0℃
【乾燥】 強い
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 挿し木、株分け
【病害虫】 ハダニ
【育てやすさ】 簡単
オリヅルランは南アフり力原産で、日陰に強く、耐寒性もあり、 乾燥にも強いので、とても育てやすく人気の観葉植物です。
柔らかく細長い葉をたっぷりとつける瑞々しい姿が魅力で、 春〜初夏にかけて花を咲かせた後に伸ばすライナーの先に垂れ下がる 子株の姿が折り鶴に似ていることからオリヅルランと名付けられました。
オリヅルランの葉には、その幅や葉への斑の入り方に いろいろな種類がありますので、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
ここでは、代表的な種類とその特徴について紹介します。
ヒロハオリヅルラン 葉の幅が広く、葉の中央に斑が入るのが特徴です。
シャムオリヅルラン 幅広の葉は薄く、葉の縁に細い白色の斑が入ります。 少し品種が異なるため、ライナーは伸びません。
ナカフオリヅルラン 最も人気のある品種で、細い葉の中央に白色の斑が入ります。
ソトフオリヅルラン 葉が細い品種のオリヅルランで、斑が葉の縁に入ります。
オリヅルランは丈夫で、耐寒性や耐陰性があり、乾燥にも強く 育てやすいのが特徴です。
ただし、シャムオリヅルランは寒さや水切れに弱いので、 管理には注意が必要になります。
日当たり: オリヅルランは耐寒性があり、日陰には強いのですが、 基本的には日当たりを好む性質があります。
置き場: オリヅルランは耐寒性があるので暗い室内でも育てる事ができますが、 長期間、暗い場所で管理すると生長が停滞し、斑が薄くなります。
その場合は、日に当ててあげると回復するのですが、 急に直射日光に当てると葉焼けするので注意してください。
また、シャムオリヅルランは寒さに弱いので、 冬は暖かい室内に取り入れるようにしてください。
水やり: オリヅルランは乾燥に強いので、鉢土の表面が乾いたら たっぷりと水やりをします。
過湿状態になると根腐れしやすくなってしまいますので、 水の与えすぎには注意するようにしてください。
冬の間は、寒い場所に置いているオリヅルランや シャムオリヅルランについては水やりを控え、 乾燥気味に管理するようにします。
肥料: オリヅルランの施肥は、育生期の春〜秋にかけて1〜2回 緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。
生育旺盛なのであまり施肥をする必要はありません。
植え替え方法と時期: オリヅルランは生長が早く、すぐに鉢いっぱいに根を張り 根詰まりが始まってしまいます。
水やりの際に鉢土の水の通りが悪くなったと感じる場合には 植え替えが必要というサインです。 ワンサイズ大きな鉢に植え替えるか、株分けをしてください。
植え替えは育生期の春〜秋にかけてが適期になります。
植え替えの際は、ダメージを受けたり、腐った根を取り除き、 清潔な観葉植物の専門用土などに植え付けるようにします。
同じ大きさをキープしたい場合には、株分けをしたり 根を1/3ほどカットして同じ(大きさ)の鉢に植えます。
剪定やスタイリング: オリヅルランは丈夫で育てやすいため、屋外でも育てる事ができ、 花壇やお庭の縁取りとして利用されます。
室内に飾る場合には小〜中鉢に仕立てて、あまり低い場所ではなく、 (立ったり座ったりした際の)目線の高さぐらいに置いたり、 吊り鉢にするとお部屋のインテリアとして引き立ちます。
前述の様にシャムオリヅルランは寒さや乾燥に弱いので、 ミニ観葉や小鉢仕立てにして、室内で管理するとよいでしょう。
病害虫: オリズルランの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけての カイガラムシの発生になります。
ただ、あまり発生することはありませんので、特に気にする 必要はありません。
越冬: オリヅルランは耐寒性が強いので、霜や雪の被害に注意すれば 屋外でも冬越が可能です。
越冬のための最低気温の目安は0℃です。
ただし、シャムオリヅルランは寒さに弱いので、越冬のためには 暖かい室内に取り込むようにしてください。
越冬のための最低気温は5〜10℃になります。
越冬のためには水やりは控え、乾かし気味に管理してください。
殖やし方: オリヅルランは育生期の春〜秋にかけて、株分けや挿し木により 簡単に殖やすことができます。
挿し木の場合は、伸びたライナーの先にできる折り鶴のような子株を 切り取って植えれば根付いて生長します。 この際、根の生えている子株を利用すれば、容易に挿し木できます。
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