ブライダルベール
ツユクサ科 常緑多年草
【学名】 Gibasis pellucida
【別名】 タヒチアン・ブライダルベール
【原産地】 メキシコ、熱帯アメリカ
【花期】 夏以外
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥、液肥
【殖やし方】 挿し木、取り木
【病害虫】 ハダニ
【育てやすさ】 簡単
ブライダルベールはメキシコ原産の蔓性の常緑多年草で、 熱帯アメリカに約10種ほどの品種が確認されています。
ブライダルベールの茎はつる性で細く、小さな葉がこんもり茂り、 白くかわいらしい花が人気の観葉植物です。 上手に育てると、花は夏を除いて長い期間たのしむことができます。
花嫁の被るベールに似ていることからこの名前がつけられました。
葉がたくさんつきこんもりと茂りますので、風通しの良い場所で管理し
株が蒸れないようにすることが大切です。
日当たり: ブライダルベールは耐陰性がありますが、基本的には日の光を好みます。
光量が不足すると花つきが悪くなるので注意してください。 いつまでたっても花が咲かない場合は光線不足です。
置き場: ブライダルベールは風通しの良い半日陰が最適の置き場です。
ある程度の耐寒性はありますので、冬を越すためには 暖かい室内に取り込んで管理するようにします。
水やり: ブライダルベールの水やりは、鉢土の表面が乾いて白くなったら たっぷりと与えるようにします。
特に、吊り鉢仕立てにしたものは乾燥しやすいので、 水切れを起こさないように注意してください。
冬は耐寒性を高めるためにも水やりを控えめにし、 乾かし気味に管理するようにしてください。
肥料: ブライダルベールの施肥は生長期の春〜秋にかけて、 緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。
こんもりとした株に育ったら、肥料は控えめにしますが、 葉色が悪くなったりしたら液肥を施すようにすれば十分です。
植え替え方法と時期: ブライダルベールは根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
植え替えの時期は5〜9月が適期になります。
鉢を大きくしたくない場合には根を1/3ほどカットして、 同じ(大きさの)鉢に植え替えます。
剪定やスタイリング: ブライダルベールのおすすめのスタイルは吊り鉢仕立てや 背の高い鉢に植えてつるを垂らす仕立て方です。
どちらの場合も切り戻しや挿し木により、葉を茂らせ、 こんもりとした株姿をキープするようにしてください。
霜や雪の降らない暖かい地方であればグランドカバーとしても 利用することができます。 冬の寒さによりダメージは受けますが、春になればまた 新芽を伸ばして元気に再生します。
ブライダルベールのスタイリングのポイントとしては、 伸びすぎた茎や葉は切り戻して管理します。 切り戻すことによりわき芽が伸び、こんもりと仕上がります。
株全体のバランスが乱れてきたら、地際から2cmぐらいで切り戻し 株全体を作り直すようにします。
葉が茂って密になってくると、蒸れて茎葉がダメージを受け 中心部分が黒く腐ったようになってしまうことがあります。 そのような場合には、ダメージを受けた部分をカットし、 風通しの良い場所に移して管理します。 状態が落ち着いてきたら、元気なつるをカットしてスカスカになった 中心部分に挿し木をしてこんもりと仕上げ直します。
病害虫: ブライダルベールの管理で注意が必要な病害虫は、 春〜秋にかけてのハダニになります。
乾燥するとハダニが発生しやすくなりますので、注意してください。
越冬: ブライダルベールは多少の耐寒性がありますので、関西以西の 地域で霜や雪の被害に合わない比較的暖かい地方であれば 屋外での越冬も可能です。
ただし、基本的には屋内に取り込んで越冬させた方が無難でしょう。
また、冬の間は水やりを控えめにし、乾燥気味に管理してください。
殖やし方: ブライダルベールは挿し木により簡単に殖やすことができます。
挿し木の時期は5〜9月が適期になります。
挿し木の際の挿し穂は5〜10本ぐらいをまとめて、
鉢の3〜4ヶ所に挿すようにすると株が育てやすく
すぐに鑑賞に堪える姿に育てる事ができます。
▼私がよく買い物をしているおすすめのサイトです。
|