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テーブルヤシの概要
テーブルヤシ

ヤシ科 常緑広葉樹




【学名】 Chamaedoreo 

【別名】 チャメドレア、カマエドレア 

【原産地】 メキシコ

【花期】 −

【結実期】 −

【耐陰性】 あり

【耐寒性】 普通

【最低温度】 5℃

【乾燥】 普通 

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 株分け 

【病害虫】 ハダニ、カイガラムシ 

【育てやすさ】 簡単




テーブルヤシの特徴
テーブルヤシはメキシコ原産のヤシの仲間で、あまり大きくならずに
手軽に管理できるので人気のある観葉植物です。

テーブルヤシは矢羽状につける濃い緑色や銀緑色の葉が美しく人気です。

テーブルヤシの幹は単一で、生長すると2〜3mになりますが、
観葉植物として管理するものは大きくても50〜60cm程が一般的です。
中には50〜60cm以上には大きくならないテネラなどの
極小型品種もあります。


テーブルヤシは葉がまとまって自然に樹枝が整うので管理しやすく、
観葉植物として利用するのにおすすめの樹木です。

特に空間にトロピカルな雰囲気を加えたいときにおすすめです。



テーブルヤシの育て方
日当たり:
テーブルヤシ耐陰性がありますので、暗い室内での管理でも枯れてしまう
ということはありません。

一方、光線が強いと葉の色が悪くなってしまうので注意してください。


置き場:
テーブルヤシは明るい日陰での管理が最適です。

冬は室内に取り込んで管理するようにします。


水やり:
テーブルヤシの水やりは、鉢土の表面が乾いて白っぽくなったら、
たっぷりと与えるようにします。

冷暖房などで乾燥しやすい室内に置いている場合には、
こまめに葉水を与え空中湿度を維持するようにしてください。


冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。

空中湿度を維持するために、時々霧吹きで葉水を与えてください。


肥料:
テーブルヤシの施肥は育生期の春〜秋にかけて、
2〜3ヶ月ごとに緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。


植え替え方法と時期:
テーブルヤシは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、
根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。

植え替えの時期は5〜8月が適期になります。


大きく育てたくない場合は、植え替えの際に2〜3等分の株分けしたり、
根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。


剪定やスタイリング:
テーブルヤシは小さいときから形が整うので、ミニ観葉〜小鉢でも
楽しむ事が出来ます。
特に、最近はミニ観葉が人気があります。

中鉢〜大鉢でも育てる事が出来ますが、葉が広がり大きくなりますので
置き場所には注意するようにします。
大きくしたくない場合には、矮性種のテネラなどを選ぶとよいでしょう。


テーブルヤシのお手入れは、生長に伴い葉に元気がなくなってくるので、
下葉からしおれたり枯れたりし始めたら取り除くようにします。

茎が密集して蒸れたりすると茎がダメージを受け黒くしおれたり、
腐ったりすることがありますので、その場合にはダメージを受けた茎を
取り除いて元気な株だけで再生させます。


病害虫:
テーブルヤシの管理において注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけての
ハダニやカイガラムシが発生になります。


越冬:
テーブルヤシは寒さに強くはありませんので、越冬のためには
気温の下がる冬場は暖かい室内に取り込んで管理する必要があります。

越冬のための最低気温の目安は5℃になります。

冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。
ただ、空中湿度をキープするために、ときどき葉水を与えてください。


殖やし方:
テーブルヤシは株分けや実生により殖やすことができます。

実生はやや難しく、株分けの方が比較的簡単に殖やすことができますが、
市場に出回っているミニ観葉などは大量に実生で増やしたもののようです。

株分けの時期は5〜8月、種まきの時期は3〜5月が適期になります。



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