ドラセナ
リュウセツラン科 常緑低木
【学名】 Dracaena
【別名】 幸福の木
【原産地】 アジア・アフリカ・アメリカの熱帯地域
【花期】 −
【結実期】 −
【耐陰性】 あり
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 株分け
【病害虫】 カイガラムシ、ハダニ
【育てやすさ】 普通
ドラセナはアジア〜アメリカ、アフりカの熱帯地方が原産の観葉植物で、 非常に種類が多く、50以上の種類が確認されています。
ドラセナは大人気の観葉植物で、葉の細いものから幅の広いもの、 濃い緑色が鮮やかなものから斑点の入ったカラフルなものなど 様々な種類のものがあります。
いずれの種類も葉がたくさん出すので見た目がゴージャスであり、 丈夫な観葉植物ですので、手がかからず育てやすく 代表的な観葉植物の一つです。
観葉植物としては小〜大鉢まで、様々な楽しみ方があり、 幹を切って朴にして楽しんだり、枝を誘引してシルエットを楽しみなど、 好みによって好きなようにアレンジできます。
様々な種類のドラセナが観葉植物として市場に出回っていますが、 特に人気の高い種類を下記に紹介します。
コンシンナ
コンシンナは細い葉が特徴で、伸びていくに従い枝分かれする モーリシャス原産の種類になります。 このコンシンナにも様々な種類がありますが、市場に出回っているのは、 赤紫色の覆輪斑が入るトリカラーやトライカラーレインボーなどです。
フラグランス フラグランスはギニアやナイジェリア、エチオピア原産の種類で、 贈り物としても人気が高い品種です。 太い茎の先に幅広の大きな葉をたくさん付けるのが特徴で、 別名、「幸福の木」としてもよく知られています。 葉の中央に斑の入ったマッサンゲアナやリンデニー等の種類が人気です。
サンデリアナ カメルーン原産の小型品種です。 茎は細く、葉に斑が入るのが特徴で、黄色の斑が入る ゴールデン・サンデリアナが代表的な種類になります。
フッケリアナ フッケリアナは南アフリカ原産で、葉の縁に入る黄色の模様と 白や濃い緑の糸覆輪が特徴で、頂部が枝分かれします。
ゴールディエアナ 熱帯アフリカ原産の種類で、葉にはっきりとした黄色の模様が入り、 先端が尖った細い葉が特徴です。 生長すると2mほどにまでなります。
デレメンシス・ウォーネッキー・ヴィレンス 熱帯アフリカ原産で濃い緑色の葉が特徴の品種で、 濃い葉の色が瑞々しく、空間に潤いを与えてくれます。 別名、アオウォーネッキーと呼ばれることがあります。
トデレメンシス・レモン・ライム 主脈が濃い緑色で、その縁に白く縦縞が入る種類です。 また、新葉は優しい黄緑色になり、3色の葉の色が人気の種類です。
よく出る葉を楽しむためには、小まめな葉水がポイントです。
日当たり: ある程度の耐寒性があるので、日陰でも枯れることはあまりありませんが、 間延びしたり、葉の色が褪せてしまうことがあるので、 基本的には日当りの良い場所で管理するようにします。
置き場: 上記の通り、日陰でも育てることが出来ますが、 見た目を美しく管理するためには出来るだけ日の当たる場所に置きます。
冬には室内に取り込んで、暖かい環境で管理します。
水やり: 生長期の春〜秋にかけては鉢の土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
真夏は小まめに水やりをし、葉水も欠かさないようにします。
冬には水やりを控え、乾燥気味に管理するようにします。
肥料: ドラセナの施肥は生長期である春〜秋の期間に、 緩効性の化成肥料を1〜2ヶ月ごとに与えるようにします。
葉色が鮮やかに出ない場合は、栄養不足が考えられますので、 日当りの良い場所に移し、速効性の液体肥料を与えて様子を見てください。
植え替え方法と時期: ドラセナの植え替えの適期は生育期の5〜8月の間に行ってください。
鉢土の栄養が不足したり、根詰まり、根腐れを起こしてしまった株は 萎れて葉先が黄色〜茶色になってしまいます。 このような場合には、植え替えが必要になります。
このような株は、葉を挿し穂にして再生する場合と、 幹の植え直して再生させる2通りの方法があります。
まず、葉を利用して再生する方法についてですが、 葉先の枯れ始めた葉を付け根から切り取ります。
葉が何枚も重なっていますが、外側の葉をはぎ取り、 内側の2〜3枚ほどを残し、更に葉の先を切り取りバランスを整えます。 葉を大きいままにしておくと、蒸散量が大きすぎて根が出ません。
これを水はけのよい観葉植物の専門用土に挿し、直射日光の当たらない 明るい日陰に置き、乾かさない程度に水やりをしてください。 1ヶ月で新芽が出始めます。
元気のなくなった親株は萎れた葉を根元から切り取り、芽のみを残します。 株を鉢から取り出し、腐った根があれば取り除いておきます。
この株を鉢の中心に固定し、新しい土で植え替えます。 再生に成功していれば、1ヶ月ほどでわき芽が伸び始めます。
剪定やスタイリング: ドラセナのシルエットを好みに合わせてアレンジしたい場合には、 紐などで枝を誘引してあげれば容易に整えることが出来ます。
ドラセナを真っ直ぐに伸ばしたい場合には支柱でサポートしてあげ、 枝を曲げたい場合には、枝が未だ軟らかいうちから誘引をします。
ドラセナ・コンシンナなどの葉が落ちて茎を伸ばす種類のドラセナ種は、 そのまま伸ばして木質化する茎の形を楽しむのもよいですし、 切り戻して脇芽を伸ばし、再生することも可能です。
葉が落ちて茎を伸ばす種類は、茎が伸びすぎたら切り戻して、 わき芽を伸ばすことで再生します。
病害虫: ドラセナの管理で注意が必要な病害虫はカイガラムシとハダニです。
ハダニは葉水などで予防することができます。
越冬: ドラセナの越冬に必要な気温は、種類にもよりますが5〜8℃程が必要です。
冬の期間には鉢を室内に取込み、暖かい場所に置くようにします。 水やりも控え、乾燥気味に管理してください。
殖やし方: ドラセナ種は春から秋にかけて、親株から切り取った茎や芽を利用し、 茎挿しや茎伏せ、天芽挿しなどで殖やすことが出来ます。
生命力が強いので、比較的簡単に殖やすことができます。
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