ネマタンサス
イワタバコ科 常緑多年草
【学名】 Nematanthus
【別名】 ネマタンツス、キンギョノキ、ヒポシルサ
【原産地】 南アフリカ、ブラジル
【花期】 3〜7月
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5℃
【乾燥】 普通
【肥料】 液肥
【殖やし方】 挿し木
【病害虫】 アブラムシ、ハダニ
【育てやすさ】 普通
ネマタンサスは南アフリカ原産で約20種が確認されています。
艶のある緑色の小さな葉は多肉質で対生し、株にはいくつもの オレンジ色の筒状の艶のある花が付き、そのコントラストが人気です。
花は春〜初夏にかけて楽しむ事が出来ます。
一般的に市場に出回っている園芸品種であるグレガリウスは ブラジル原産で、ヒポシルサやキンギョノキと呼ばれます。
日当たり: ネマタンサスは多少の耐陰性がありますので、暗い室内でも すぐに枯れてしまうということはありませんが、基本的には 日当たりを好む性質があります。
置き場: ネマタンサスは年間を通して、明るい日陰で管理するようにします。
強い直射日光は葉焼けの原因になりますので、特に日差しの強い 真夏などは遮光を欠かさないようにしてください。
冬は暖かい室内に取り込んで、明るい場所で管理します。
水やり: ネマタンサスの水やりは、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。
肥料: ネマタンツスの施肥は育生期の春〜秋にかけて、2〜3週間ごとに 速効性の液体肥料を与えます。
植え替え方法と時期: ネマタンサスは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、 根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
鉢底から根が見え隠れするようになったら植え替えが必要なサインです。
植え替えの時期は5〜8月が適期になります。
大きく育てたくない場合は、2〜3株に株分けしたり、 根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。
植え付ける用土は観葉植物の専門用土などをりようするようにし 鉢底に大きめの赤玉土を敷くようにすれば、排水性がよくなります。
剪定やスタイリング: ネマタンサスは小鉢〜中鉢に仕立てにするのが一般的なスタイルです。
小さ目の葉と花のコントラストが美しいので、寄せ植えの彩りとしても 人気のある観葉植物です。
日照不足や過湿、根詰まりなどにより元気がなくなってしまった際には、 ダメージを受けた葉や茎をカットし取り除きます。
広い範囲にダメージを受けているようでしたら、思い切って切り戻し、 風通しの良い明るい場所で管理しながら株を再生させます。 新芽が出始めたら通常の管理に戻します。
ダメージが大きすぎるようでしたら、無事な茎をカットして挿し木し、 新しく株を作り直すようにします。
病害虫: ネマタンサスの管理において注意が必要な病害虫は、 春〜秋にかけて発生するハダニやアブラムシになります。
発生したら、すぐに薬剤散布などにより駆除するようにしてください。
越冬: ネマタンサスはそれほど耐寒性があるわけではありませんので、 越冬のためには気温が下がり始めたら暖かい室内に取り込みます。
越冬のための最低気温の目安は5℃になります。
冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理してください。
殖やし方: ネマタンサスは挿し木で殖やすことができます。
挿し木の時期は5〜8月が適期になります。
挿し木の用土は観葉植物の専門用土などの排水性の良いものを使うようにします。
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