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リプサリスの概要
リプサリス

サボテン科 多肉植物




【学名】 Rhipsalis

【別名】 イトアシ、マツカゼ 

【原産地】 ブラジル 

【花期】 9〜10月

【結実期】 −

【耐陰性】 普通

【耐寒性】 普通

【最低温度】 5℃

【乾燥】 普通

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 挿し木、株分け

【病害虫】 カイガラムシ 

【育てやすさ】 簡単




リプサリスの特徴
リプサリスはサボテンの仲間で、円柱状の多肉質の細長い茎が細かく分かれ、
緑色のすだれを垂らしたように生長する観葉植物です。

自生地の熱帯地方のジャングルでは木の上で育っています。


上手に管理してあげると、茎の先に小さなかわいらしい
クリーム色の花を咲かせることができます。

サボテン属であることからも分かるとおり、
リプサリスは乾燥に強い性質がありますので、
あまり水やりをする必要もなく、管理が簡単な観葉植物です。



リプサリスの育て方
リプサリスは日当たりのよい場所と空中湿度を好む性質があります。


日当たり:
リプサリスは基本的に日当たりを好みます。


置き場:
リプサリスは多少の耐陰性はあるのですが、日当たりの悪い
薄暗い場所に長期間おいておくと丈夫に育てることが出来ません。

そのため、リプサリスは日当たりのよい場所に置くようにします。
ただし、夏場は直射日光を避けるように気をつけてください。


水やり:
リプサリスの水やりは春〜夏にかけては鉢土が乾いたら与える程度。
空中湿度を好むので、葉水を与えると更によいでしょう。

冬場は水やりを控え、乾かし気味に管理するようにします。

梅雨などで日照不足が続く場合には、土が完全に乾くまで
水やりを控えて加湿にならないように注意してください。


肥料:
リプサリスの施肥は育生期の春〜秋にかけて緩効性の化成肥料を
2〜3ヶ月おきに置き肥するようにします。

植え替え時にサボテン用の肥料を混ぜ込んでおけば、
それだけでも十分です。


植え替え方法と時期:
株が成長せいて根詰まりが始まったり、土が固まってきて
排水が悪くなったりしてきた場合には、植え替えが必要になります。

植え替えは株の状態が安定する4月と9月が適期になります。


植え替えは、根についた古い土を落としてから、
ワンサイス大きな鉢にサボテンの専門用土などで植え付けます。
同じ大きさをキープしたい場合には、根を1/3ほどカットして、
同じ鉢に植え替えます。

水はけが悪い場合には、鉢底に大きめの赤玉土を入れてください。


剪定やスタイリング:
リプサリスはいろいろな飾り方で楽しむことが出来ます。

サボテン用土に植えて鉢植えにしたり、寄せ植えのアクセントとしても
利用することが出来ます。

ガラス製の器に植えれば、涼しげな印象を演出することが出来ます。

株が成長し、つるが伸びてポリュームが出てきたら
ハンギング仕立てにするのがおすすめです。


病害虫:
リプサリスを育てる上で注意が必要な病害虫は、
春から秋にかけてのカイガラムシの発生になります。

カイガラムシの発生を見つけた場合には、
殺虫剤などで早急に駆除するようにしてください。


越冬:
リプサリスはそれほど耐寒性が強い性質ではありませんので、
越冬のためには暖かい室内に取り込むようにしてください。

越冬のための最低気温の目安は5℃以上になります。

気温の下がる冬場は水やりを切って、乾燥させて管理します。


殖やし方:
リプサリスは育生期の春〜夏に、挿し木や株分けで殖やすことが出来ます。

挿し木は伸びた茎を5〜6cmほどにカットし、切り口を1週間ほど乾かし、
挿し木用土の川砂などに斜めに挿します。

1ヶ月ほどたつと発根が確認できたら、サボテン用の土などで、鉢上げします。



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