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クテナンテの概要
クテナンテ

クズウコン科 常緑低木




【学名】 Ctenanthe

【別名】 ルベルシアナ、オッペンハイミアナ、ブルレマルクシー

【原産地】 ブラジル

【花期】 −

【結実期】 −

【耐陰性】 普通

【耐寒性】 弱い

【最低温度】 10℃

【乾燥】 普通 

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 挿し木、株分け 

【病害虫】 ハダニ 

【育てやすさ】 普通




クテナンテの特徴
クテナンテはブラジル原産の観葉植物で、
瑞々しい葉の色と葉が立ち上がって茂る姿が人気です。

クテナンテには9種類ほどの品種があり、日本の市場に出回っている
代表的な品種とその特徴は下記の様なものがあります。

オッペンハイミアナ'トリカラー’
カラテアに似た品種で、緑色の葉に灰緑色の模様が入り、
葉裏が紅紫色の葉が立つように付く品種です。

ルベルシアナ'ハッピードリーム'
多くの茎を出し、やや細長い楕円形の葉に不規則的な斑が入る品種で、
葉裏の色は緑色になります。

ブルクレマルクシー
葉に規則的な矢羽根模様が入り、葉裏は紅紫色になります。

クメリアーナ
同様には裏が紅紫色になりますが、やや細長い葉に細い矢羽模様が入り、
葉は立つように付き、1〜1.5mまで比較的大きくなる品種。




クテナンテの育て方
クテナンテの管理のコツとしては、鉢土は乾かしぎみに管理し、
空中湿度は高めにキープするようにすると失敗しにくくなります。

光線不足になると葉の緑色が濃くなり、葉模様が薄れてくるので、
明るい場所へ移動するなどの管理条件を見直しが必要です。


日当たり:
クテナンテは多少の耐陰性はあるので、ある程度の暗い室内でも
枯れてしまうことはありませんが、日当たり不足になると
葉の緑色が濃くなり、葉に入った模様が薄れてしまいます。


置き場:
クテナンテは半日陰の場所での管理が最適です。

クテナンテは乾燥を嫌いますので、エアコンなどで乾燥しやすい
室内での管理よりも屋外での管理の方が手軽です。


水やり:
クテナンテの水やりは鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。

乾燥しやすい室内での管理の場合には、空中湿度を高めるため、
頻繁に葉水を与えるようにしてください。

冬は水やりを控え、乾かし気味に管理する様にします。


肥料:
クテナンテの施肥は生長期の春〜秋にかけて、
2〜3ヶ月おきに緩効性の化成肥料を置き肥するようにします。


植え替え方法と時期:
株が成長して鉢と株のバランスが崩れたり、根詰まりが始まったら
一回り大きな鉢に植え替えが必要になります。

根詰まりや根腐れを起こすと葉先が枯れ込んできますので、
葉先が枯れてきた場合には、鉢の底から根が見えていないか?
株を鉢から抜いて根詰まりしていないか?など確認してください。


植え替えの際は、傷んだり腐った根や葉を切り落とし、
清潔な観葉植物の専門用土などで植えるようにしてください。

大きくしたくない場合には2〜3株に株分けしたり、
根を1/3ほどカットして、同じ(大きさの)鉢に植えます。


剪定やスタイリング:
クテナンテの茎が立ち上がる品種は生長しやすく、大きくなる
品種が多いので中鉢より大きな鉢に仕立てるのがおすすめです。

クテナンテは葉をたくさん付けますが、茎や葉は広がらないので
置くスペースの心配はあまり必要ありません。

大鉢に仕立てる場合には、茎や葉が密集して蒸れやすくなるので、
水はけのよい用土を使うようにしてください。


病害虫:
クテナンテの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけての
ハダニの発生になります。

空気が乾燥するとハダニが発生しやすくなりますので、
葉水などで防除してください。


越冬:
クテナンテの越冬は、暖かい室内に取り込んで管理する必要があります。

冬越しのための最低気温の目安は10℃以上になります。


殖やし方:
クテナンテは育生期の春〜秋にかけて、挿し木や株分けにより
殖やすことができます。

茎が立ち上がる品種のものは、生長すると葉先に高芽(子株)をつけます。
これを切り取る事により、挿し木の挿し穂にすることができます。




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