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子宮筋腫とは?
どうしてなるの?

 近年、若い女性にも増えているといわれる子宮筋腫についてその症状や原因について調べてみました。




 子宮筋腫は悪性の腫瘍ではありません。成人女性の4人に1人が持っているといわれ、子宮の筋肉細胞が増殖してできた筋腫の芽が女性ホルモンの影響で大きくなった良性の腫瘍です。
 場所は子宮壁の外側、内側、筋肉層の中、そして子宮頸部などいろいろなところにできます。発生部位別の割合は、子宮体部が一番多く約95%、次に子宮頚部で約4%、まれに膣部で約0.5%となっています。
 また、大きさも数cmからボールくらいのものまでさまざまです。かかりやすい人は生理不順の人、出産経験のない人、40代の人。他の臓器を圧迫するほど大きくなったり、不妊の原因になっていたりする以外は、様子をみるという場合が多いです。

 子宮筋腫の症状には次のようなものがありますが、筋腫が小さい場合は全く無症状の場合もあります。

・月経過多(血のかたまりなど)
・貧血
・下腹部痛
・腰痛
・頻尿
・便秘
・おりものの増加
・不妊

 子宮筋腫の原因には女性ホルモンが影響していると考えられています。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがありますが、性成熟期の女性に多く見られることからエストロゲンの影響が多いと言われています。プロゲステロンは、子宮筋腫の発生を抑えると言われていて、妊娠中に多量に分泌されます。

 初潮が早まり、晩婚化で初めての出産を迎える年令も遅く、こどもの数も減少傾向にあります。このことから女性が妊娠していない期間が長く、エストロゲンの影響を受ける期間も長くなり、子宮筋腫になる人が増えていると考えられています。






妊娠初期 (0〜12週)

妊娠中期 (13〜27週)

妊娠後期 (28〜42週)



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