つわりの重さは遺伝する？

　つわりが遺伝するのかどうかは今のところ科学的に解明されていないと言うのが実際のところのようです。

　つわりは専門用語で妊娠嘔吐といい、70〜80％の妊婦に見られるようで、頻度の高い生理現象と理解することもできるようです。

　また、つわりを臓器移植の際の拒絶反応のようなものと説明している学者もいるようです。これはA型の母親にB型の赤ちゃんが宿ることもあり、臓器移植の際には拒絶反応が起き定着しませんが、妊娠の場合には絨毛組織やホルモンの働きにより妊娠の継続が可能になっています。

　しかし、このような場合には自律神経系や代謝系に影響を与え嘔吐、食欲不振、便秘などの消化器系の症状や、頭痛やイライラ、不眠、不安などの心理系の症状が表れることがあります。

　つわりがひどくなり過ぎると「妊娠悪阻」と呼ばれ、食事がとれなくなり代謝障害や意識障害を起こして生命に危険を及ぼすことも稀にありますので注意が必要です。

妊娠まで

妊娠初期　（０〜１２週）

妊娠中期　（１３〜２７週）

妊娠後期　（２８〜４２週）

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