赤ちゃんの頭のぺこぺこは異常？
赤ちゃんの時期は頭のすべてが頭蓋骨で覆われておらず、一部がぺこぺことやわらかくなっています。結論から言えば、これは特に異常と言うわけではないので特段の心配をする必要はありません。
頭のてっぺんより少しおでこに近いほうの中央部がぺこぺことやわらかいのが一般的で、生まれたばかりでは3ｃｍぐらいの大きさのひし形をしていますが、成長に伴いだんだんと閉じてきます。
これは「大泉門」と呼ばれます。
胎児の時には頭蓋を形成する骨のいくつかがばらばらになっており、これば徐々にくっついて頭蓋を形成していくのですが、生まれたばかりの頃にはまだくっついていないため大泉門が存在することになります。大人の頭蓋骨にヒビが入っているように見えるのはこの骨のくっついた跡です。
この大泉門には骨がなく、脳と外部の間のいくつかの膜や結合組織、皮膚などにより脳を保護しています。この部分が柔らかいこと自体は問題ありませんが、へこむほど押すことを繰り返すのは、中に刺激が伝わりますので避けるようにしてください。
この部分はへこむだけでなく、頭蓋の中の脳やそれを浮かべている液体の圧力に応じて膨らんだりもしています。
呼吸によって膨らんだり、声を上げてなく際には膨らんだりしますが、いずれの場合も異常ではありませんので心配する必要はありません。
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