子育ての階段 マナー
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正座の仕方
日本に生活をしているとどうしても正座をしなければならない場面に出くわすことがあります。
正座自体はそれほど難しくなく、背筋を伸ばしてピンとした姿勢でいればマナー違反にはならないのですが、問題は足のしびれと正座からの次の動作への移動です。
現在ではお坊さんでさえ小さなイスに座ってお経を読むような時代ですので、それほど正座の姿勢というのは人間の体には長時間は向かないのだということが分かります。
正座の際に足のしびれを軽減するためには次のようなテクニックがあります。
両足をまっすぐ揃え、両膝とかかとが密着するように意識する。
軽く反るぐらい背筋をピンと伸ばし、足の付け根に重心がかかるようにする。猫背にしていると楽に感じるのでうが、実は逆に足はしびれやすいのです。
足の親指を少しだけ重ねる。重ねすぎると逆効果になりますので注意が必要です。
しびれる前に体の重心を前後左右に少し動かし、足の指先を動かす。
次に正座から次の姿勢に移る場合のマナーですが、まずは正座から立ち上がる場合のしぐさについて紹介します。
正座から立ち上がる際の正しい作法は、まず静かに腰をあげ、片足ずつ足の指を畳に突き立てるようにして子足を浮かせます。
足がしびれている場合には、この姿勢の時にしびれをなおすようにするとよいでしょう。
そうして、右足から先に膝を立てて前方に踏み出すようにして立ち上がります。立ち上がるタイミングに合わせて左足を揃えるようにすると美しいしぐさになります。
両手で体重を支えながら立ち上がるのはマナー違反ですので、気をつけるようにしましょう。
また、正座をした姿勢のままで移動する「膝行」といる方法があるが、これは膝先の脇に両手を握っておき、両手で体を支えるようにして膝先をやや浮かせて前に進む方法です。
この際、余りお尻を高く上げすぎないように注意してください。
また、同様の姿勢で下がる「膝退」の場合には膝の左右に両手をつき、同じ要領で後ろに下がるようにします。
着物の場合には、裾が乱れやすいので目的の位置に戻った後に裾を整えるようにしましょう。
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