自我の芽生え

　離乳食は介助されておとなしく食べていたのに、1歳のお誕生日の頃になると上手く食べられないのにお母さんからスプーンを取り上げて自分で食べようとするようになります。これが自我の芽生えのはっきりした表れでしょう。

　そして1歳半ぐらいになると自分の名前が分かってきます。それまでも名前を呼ばれると手を挙げることもあったのでしょうが、自分の名前でなくても手を挙げたことがあったはずです。また、1歳半から2歳までの間に、鏡の中の自分、写真の中の自分に気づくようになります。

　このように1歳から2歳にかけて、子供が「自分」に気づくようになります。そうすると、１時期しきりに「自分」を主張するようになります。

　これは、こうしないとせっかく芽生えた「自分」と言う意識が育っていかないためでもあります。

　このような自己主張は親から見ると厄介であり、そのために「反抗期」などといわれたりしますが、子供の自己意識の発達が順調であることを示すものであることを心に留めておくようにしてください。

乳児期(０〜３ヶ月)

４〜１２ヶ月

1歳

2歳

3歳

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