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巨大児とは
大きすぎるのもいけない?

 赤ちゃんが十分に成長しないまま産まれてくる場合、未熟児となりその後にさまざまな影響があるようですが、反対に大きすぎる場合はどうなのでしょうか?
 早速調べてみました。




 産まれた時の体重が4000gを超えていると、巨大児とよばれます。赤ちゃんの体格はお母さんの体格に影響されますので、体の大きいお母さんでは赤ちゃんの体重も大きいことがあります。
 しかし、お母さんに糖尿病のような状態があると、赤ちゃんは胎内で大きくなりすぎて巨大児として生まれてくることがあります。また、巨大児は出産の時難産になりやすく、分娩時に鉗子などの産科手術を必要とすることが多くなります。

 糖尿病のお母さんの赤ちゃんは、胎内では母体の血液中のブドウ糖濃度が高い環境(高血糖)におかれているので、赤ちゃんのすい臓がインスリンを過剰に分泌して、血液中のブドウ糖濃度を下げようと防戦しています。ところが出産によってこの母体の高血糖の環境から解き放たれますが、過剰に分泌されたインスリンが働いて、赤ちゃんの血液中のブドウ糖濃度を下げてしまいますので、一時的に低血糖という状態になります。
 この状態が引き起こされると、赤ちゃんは痙攣を起こすことがあり、適切な治療が行われないと脳の障害を引き起こします。












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